【2019年】フィルムシミュレーションACROSについておさらいしてみる
フィルムシミュレーション「ACROS」とは
「ACROS」のフィルムシミュレーションは、超微粒子で知られる白黒フィルム「ACROS」の名を冠した新しいフィルムシミュレーションです。より滑らかな階調、引き締まった黒、美しい質感再現が特徴です。一般的な白黒モードとは一線を画する超高画質な黒白写真表現が可能です。
<ACROSの特長>
・ モノクロフィルムらしい滑らかな階調
・ 中間調はややメリハリがありつつもハイライトとシャドー部の再現性が良く破綻しにくい
・ ノイズリダクションは抑えめで、高感度で自然な粒状感があり、質感のある描写※アクロスにYe/R/Gの3種のフィルターモードを組み合わせた撮影も可能です。
公式より引用
富士フイルムの白黒フィルム「ネオパン 100 ACROS」の名前を冠せるくらいすごいシミュレーションということ!
「ネオパン 100 ACROS」とは
豊かな階調と優れたシャープネス。
中庸感度、超高画質の黒白写真用ネガティブフィルムです。このフィルムは、ISO100としては世界最高水準の粒状性と豊かな階調、優れたシャープネスを備えていますので、ポートレート、風景写真、建築写真、商品写真から顕微鏡写真や複写用途に至るまで幅広い分野の撮影に適しています。
また、優れた相反則不軌特性を有しており、低照度長時間露光による感度低下が非常に少なく、建築写真や夜景などの長時間露光の撮影では特に効果を発揮します。
公式より引用
世界最高水準の粒状性と豊かな階調、優れたシャープネスを備た黒白ネガフィルム!
世界最高水準ですって....
「ACROS」の名がどれほどすごいかおわかりいただけただろうか
それとは別に白黒じゃなくて、黒白なんだ...
海外はB&Wなのでなるほどとなりました
フィルムシミュレーション "ACROS"
すごいことはわかった。
では、今までのモノクロモードとは何が違うのか
それは
トーンカーブと粒状感
トーンカーブ
- ハイライト部をやや強くすることにより、シャープに仕上げ、ディティールを浮きだたせる
- シャドウ部をやや弱め、柔らかい階調にし、暗部に粘りをつけている
- だからと言って、緩くなっているのではなく絶妙なシャドー表現にしている
- 以上を変えてもダイナミックレンジは変えておらず、ハイライトが飛びやすくなっているわけではない
粒状感
- フィルムと似た粒状配置
- ハイライト部には粒状感がみられず
- シャドウ部は粒状感が増す
- 感度が高感度になっていくにつれ、より強い粒状感がでてくる
つまり
モノクロフィルムのような写真に仕上がる、高度なフィルムシミュレーションということです!
詳しくはこちらに書いてあります
さらに!
【FUJIFILM×マップカメラ】X-Pro2担当者インタビュー : Part 1 | THE MAP TIMES
こちらでは、富士フィルムの営業さんがこうおっしゃっています
実はこのアクロスの特徴としてはグレイン・エフェクトをかけなくても粒状が組み込まれているんです。好みではありますが、オススメとしてはアクロスではグレイン・エフェクトをかけない方がいいかもしれませんね。
ちなみに私は何も考えずにグレイン・エフェクト弱で設定していました!!!
作例(X100F)
まとめ
こうしてあらためて整理してみると、忘れていた情報や知らなかった事が出てきて面白いですね
みなさまもぜひ!グレイン・エフェクトかけずに使ってみてください!
いろいろ試しましょう
では~